#262017.08.16
シャツの背中のゆとり。
本日は、シャツの背中についての小話です。
シャツを着ている時に、
特に意識して感じたことはないと思いますが、
基本的にシャツというものは背中の部分が
少し余るように作られています。
日常生活で、腰を屈めるように
前に曲げることはあっても、
後ろに反り返ることはめったにないですよね。
ですので、背中は少しゆとりのある方が
間違いなく着心地はいいです。
オーダーシャツでは、それを消して体のラインに
ピタッと沿うように作ることができます。
そのシャツを着ると、シルエットがすっきりして綺麗に見える。
それが背中のたるみを消す魅力でもあります。
ただ、先述の通り、
その作りの場合、着心地は若干落ちます。
背中のたるみを全部消して、
ほんの少々前に屈んでもらえると、
その違いがわかると思います。
ゆとりがないとキツイです。
ストレスなく、気持ちよくお召しいただくためには
やはり、ゆとりのある方が理想です。
(あとは生地の兼ね合いもございます。
硬い生地ですと、当然、生地が張ってしまい、
屈んだ時にストレスを感じます)
着心地を重視するか、見た目を重視するか。
デスク作業の多い日は、着心地重視のシャツで
外出の多い日は見た目重視のシャツなど、
時と場合によって、使い分ける方もいらっしゃいます。
これから、シャツをお求めいただく際は、
背中の部分も注目してみてくださいね。