#82017.04.13
オーダーシャツの注文(前編)
馴染みのない方もいるかと思います。
「オーダーシャツの注文」について
前後編にわたってお話しさせていただきます。
ご来店いただく前は、
「大まかなイメージ」と「着る場面」を
決めておいてください。
■生地について
お店では、まず、生地を選ぶところからはじまります。
生地選びは着心地選びの側面もあり、とても重要です。
生地には織り方の種類に
ポプリン・ツイル・サテン・オックス・ピケ…といろいろあり、
「最もドレッシーで礼装に使える生地はポプリン(平織)」など、
それぞれに特徴がありますので、
お店の人と相談しながら選んでください。
また、糸の太さにも種類があります。
下記のような表記を見かけた方もいるかもしれませんね。
40/1~80/1 100/2~200/2~300/2 160/3~320/4
これらの数字は次のような意味を持ちます。
40(番手)/1(PLY)
・番手の数字が大きくなるほど、糸の太さは細くなります。
・1PLY(単糸)の生地
ざらざらして、表面が毛羽立ちます。
・2PLY(双糸) の生地
なめらかな肌触りで生地の発色もとてもよくなります。
170/2をこえるとシルクと間違える人がいるくらいです。
・3PLY (三子糸)・4PLY の生地
かなり特殊な生地で、あまりにデリケートすぎる糸質を補うために
一本の糸を3本・4本で織上げます。
番手の選び方のポイントは、
どのような着心地を望まれるかだと思います。
一般的には、張り腰のしっかりした
シワになりにくい100番手くらいがおすすめです。
ドレッシーな光沢と発色の良さを求めるのであれば、
170番手以上をお手にとってみてください。
つづきは、また次回、お話しさせていただきます。