#92017.04.20
オーダーシャツの注文(後編)
先週にひきつづき、
「オーダーシャツの注文」について
お話しさせていただきます。
■襟について
オーダーシャツの場合、基本形はありますが、
アレンジはいかようにでもできます。
ネクタイ用のシャツなら、ネクタイとの兼ね合いです。
ノットが小さければナロー、大きければワイドスプレット、
襟を立たせたければ、襟ぐりを上げて前乳高めに、
剣先長めのボタンダウン・スナップダウン・色んな方法があります。
礼装用のシャツの襟方は基本はレギュラーカラー、ポイントは長めです。
ワイトスプレットにするか否かは、ネクタイの結び方、スーツとの兼ね合いです。
すべては、トータルバランスだと思います。
お店の人と相談しながら選んでください。
■カフスについて
本来、第一礼装はシングルカフスのカフリンクス使用が正式です。
ダブルカフス(フレンチカフス)は、
フランスで生まれたカジュアルのものであり、
正式には使えません。(間違えやすいところです)
ポケットもつけないものが正式であり、ドレッシーです。
シャツの本場の英国では、もともと王室などにお邪魔する時に、
物を隠せるようなポケットはつけてはいけませんでした。
■仕上がり後について
出来上がりのシャツは2~3回お洗濯してからのサイズ感をご確認ください。
生地にはサンホライズ加工(湯通し効果)がほどこしてありますが、
仕立て後のつまりや、ご自分の体形のくせにあってくるのに少々時間がかかります。
オーダーシャツの注文について簡単にお話しさせていただきました。
その他、オーダーシャツについて知りたいことがございましたら、
「質問はこちらまで」からお気軽にお問い合わせください。