サドルソープで革靴を洗う
2017,03,21 Comment(0)
Category:靴磨き日記
こんにちは!
今回はサドルソープで革靴を洗ってみましたのでご紹介します。
今回の実験台はこちらのクロケットのニューポートです。
アップで見てみるとかなり荒れていたり、水染みができてしまっています。
ということで、思い切ってサドルソープで洗ってみることにしました。
使ったのはM.MOWBRAY(モウブレイ)のサドルソープとスポンジです。
中身をアップで見るとこんな感じ。
洗い方の手順としては、まず革靴を十分に濡らします。
ここで完全に濡れていないと、後々ムラになってしまうのでご注意を。
わたしも最初はシャワーで水をかけていたのですが、それだとなかなか水が完全に染みていきません。
こんな感じです。
つま先と踵の芯が入っている部分は想像以上に染みていきません。
クリームを落とした状態でもなかなか入っていかないので、ポリッシュをかけている場合はかなり念入りに落としたほうが良いです。
最後はバケツに水を張って、しばらく浸していました。
そしてこれが完全に水に浸った状態。
しっかりと全体が濡れました。
ここから、スポンジにサドルソープを取り、洗っていきます。
よく泡立たせて、軽く撫でるように洗っていきます。
強くこすると銀面を傷つけますので、軽く撫でるのがポイントです。
これがその様子。
寒空の下での作業はなかなかつらいものがありました・・・
しっかりと洗えたら、水で流していきます。
サドルソープには栄養分も含まれているのであまり神経質になって流す必要はありません。
表面の泡が適度に落ちれば良いかと思います。
水を流したら、中に新聞紙を詰め込んで陰干しします。
底も濡れているので、このように立てかけると良いのではないでしょうかね。
新聞紙はすぐに濡れてくるので、こま目に取り替えてください。
丸1日の間で、2,3回程度取り替えるとほぼ乾いた状態になっていました。
そこからはシューツリーにつめ替えていつもの作業です。
わたしは念のためデリケートクリームからお手入れをしました。
肝心なお手入れ後の写真がないのですが、全体的に汚れは落ちて履き皺が薄くなった感じです。
洗うことでクリームが完全に落ちるので色は薄くなったように感じます。
適度にクリームを入れるなどして、補色をしてあげてください。
懸念の水染みですが、染みになってからしばらく放置してしまっていたためか完全に消えることはありませんでした。
チェスナットという色味は汚れが目立ちやすいので、やはり手入れは早めに行ったほうが良いということでしょうね。
ということで、サドルソープでクロケットの革靴を洗ってみました。
よろしければ参考にしてみてください。
※この記事は旧Shoe Shine Clubサイト内「靴磨きブログ」の記事を再編集して掲載しています。
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