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Vol.6 SILAS & MARIA Brand Collection Made in EEC

2017.10.03 (Tue)

こんにちわ。突然ですが、このロゴにピンと来られる方がいらっしゃいましたら、是非とも語り合いましょう 笑


2000年代のストリートファッションシーンを代表するブランドの一つとして挙げられるかと思います、ロンドン発祥のブランドSILAS & MARIA。
僕自身が洋服とイギリスに興味を持つこととなった一番のきっかけとなったブランドです。
それゆえに思い入れも深く、今日はちょっと長くなってしまったのですが宜しければお付き合いください。

現在はワングラム社がライセンスを買い取って継続販売がされていますが、当時のメインスタッフであったソフィアとラッセルは不在となっており僕の中では今は無きブランドと捉えています。
ロンドンのストリートシーンにも多大な影響を及ぼした”Silas HOLMS(サイラス・ホームズ)”という架空の人物を作りあげブランド名として掲げていた、当時としても珍しいアプローチをしていたブランドでした。

そんなSILASから、2アイテムにスポットをあててのご紹介。


SILAS Poison Arrow Short Sleeve Shirts Made in Portugal

格子状にラインが走る、まるでチェック模様を拡大したようなデザインの半袖シャツ。ボックスシルエットと絶妙な丈感は当時のストリートブランドならではの佇まいですね。


主張しすぎない色合いのグラデーションが並ぶ綺麗な縦模様。今でもこのシャツには袖を通していて、さらっとした生地感と丸みのある肌触りの良い貝ボタンが程よい着用感で気に入っています。


当時のSILASはE.E.C(European Economic Community=欧州共同体=ヨーロッパ諸国のどこか)という表記が多かったのですが、具体的にポルトガルと記載されるのはちょっと珍しい気がします。あまり縫製や生地は褒められるようなものではないのですが、そのラフさ加減がストリートウェア”らしさ”と感じています。

そしてどのブランドでもこのアイテムは欠かせません。


SILAS Colour Slim Jeans Made in E.C

SILASでも定番展開しておりましたデニムパンツ。これは当時のラインナップの中でも細身の部類で、もっと太いタイプにSaturday Jeansという後ろのパッチに猪が描かれたモデルもあります。


見事なまでにLevisの501を踏襲しており、ボタンフライ、そしてSマークが刻印されたトップボタンを用いています。バックポケットは40 – 50sの大戦モデルを意識しているのか、ステッチワークがペイントになっています。洗いを重ねると段々落ちてしまうのですが、個人的にこのSのマークは残していきたいもので、洗うのをなかなかに躊躇します 笑


実はこのColour Jeansは2本目でして。10年前に買った一本は雑に履いていたというのもあって色も褪せてボロボロになってしまいました…。1年程前にSILAS熱が再燃し、インターネットから当時のラインナップと同じものがたまたま購入出来まして。状態も良く、この一本は大事にしていきたいと思います。



Eyewear – 小竹長兵衛
Shirts – SILAS
Jacket – Norse Projects × Elka
Denim – SILAS
Shoes – New Balance 990 NYC
Ring – Indian Jewerly

こちらのデニム、写真では見栄え良く映っておりますが実際にはもっとずどーんとしていてあまり今の時代にはそぐってはいない、正直シルエットのダサさが際立つ具合です。
それでもこのデニムを履くと、当時のストリートシーンを感じることが出来てとても楽しい気分になりますね。


当時のカタログとかアートブックとかの一部を引っ張り出してみました。いい具合にトチ狂ったデザインですよね。これを見ると未だに無性に欲しくなります。

今見ても心惹かれるようなブランドが無くなってしまうというのはやはり悲しい限りで。そう思うからこそ、今自店で取り扱いをしているブランドのそれぞれを、しっかりと残していけるよう頑張っていきたいと思いす。

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