はじめてのオーダースーツ

銀座の社長 × ペコラ銀座

日本でも有数のテーラーとして知られている
「ペコラ銀座」さん。
縁あって、銀座の社長(高橋一)が
初めてオーダースーツを注文することに。
生地を選ぶところから、出来上がりまで
全13回にわたって掲載いたします。

ペコラ銀座について

目次

第8回
無地の裏地から、
派手な裏地まで。

高橋:
これは、裏地ですか。
うわ、すごい、かっこいい。
何ですかこれは(笑)
無地の裏地から、派手な裏地まで。
佐藤:
はっはっは(笑)
こういう変わった裏地もあります。
芝田:
ナポレターノが好きなんですよ。
佐藤:
(笑)
芝田:
もちろん、無地もあります。
高橋:
いやいや、せっかくですもんね。
佐藤:
ベストだけ
違う裏地にしてもいいんです。
面白いのもいいと思いますけどね。
高橋:
でもさすがにこれは(笑)
 ー:
意外とオシャレだったりして。
高橋:
ええええええ(笑)
裏地の方が目立っちゃう(笑)
芝田:
この裏地、
意外と人気があるんです(笑)
無地の裏地から、派手な裏地まで。
高橋:
これですか。
これは、イギリスの裏地なんですか?
佐藤:
イギリスの裏地です。
芝田:
佐藤さんのお友だちのナポレターノは
大好きです。
佐藤:
大好きですね、こういうの。
それ言ってもしょうがないけど(笑)
芝田:
他にもいろいろあります。
高橋:
え、こんなにあるんですか?
無地の裏地から、派手な裏地まで。
芝田:
イギリスの方がこういうの多いんです。
佐藤:
そうなんですよ、イギリス人は
けっこう派手な裏地を着ます。
意外とイタリア人はダメなんですよ。
高橋:
へえ、びっくり。
佐藤:
イタリア人は、クラシックで
地味なものしか着ないんですが、
イギリス人は違います。
高橋:
あ、ほんとですか!?
こういう裏地を平気で使うんですか。
佐藤:
そうみたいですね。
高橋:
へえ!
しかも、裏地って
こんなにあるんですね。
僕はペイズリーが好きなんですよ。
これは、迷いますね。
でも、無地じゃない方がいい気がする。
佐藤:
こういう水玉も綺麗ですけどね。
無地の裏地から、派手な裏地まで。
高橋:
ああ、水玉も綺麗ですね。
芝田:
ペイズリーですと、
こういうのもありますよ。
無地の裏地から、派手な裏地まで。
高橋:
おお、なんですかこれは。
相当派手ですよね。
佐藤さん、大丈夫ですか(笑)
佐藤:
相当派手ですね。
自分じゃ、
絶対つけないですけどね(笑)
高橋:
あははははは(笑)
相当派手ですよ、これ。
やっぱり、
同系の方がいいんですか。
佐藤:
関係ないですね。
高橋:
どう見えるんですかね。
芝田:
ベストだけになったとき、
背中の裏地が見えます。
高橋:
ああ、そうですか。
佐藤:
気になるようでしたら、
ベストだけ
同系にするという方も
いらっしゃいます。
それか、グレー系も合いますね。
ただ、フォーマル色が強くなります。
高橋:
ああ、なるほど。
佐藤:
ちょっと遊びを入れるなら、
ボルドーとか、赤系にするとか。
高橋:
なるほど。ボルドー。
佐藤:
迷いますよね。
高橋:
これがいいかなあ。
相当、オシャレですよね。
無地の裏地から、派手な裏地まで。
佐藤:
この裏地は、すごい素敵だと思います。
これでしたらベストも同じでも
いいと思いますよ。
高橋:
ベストも同じにですよね。
これにしましょう。
ちょっと色気のある
おじさんみたいな(笑)
でも、とても綺麗です。
スーツの生地と合いますしね。
佐藤:
Fintexは、仮縫いしてても
気持ちのいい生地です。
そんなに厚くないのに、
重厚感がすごく出ます。
どうしてなのかわからなくて、
昔からいつも不思議に
思うんですけどね(笑)
高橋:
80番ですね。
佐藤:
はい、このFintexは非常に面白い。
高橋:
それから、
前回決めかねていた
ベルトループですが、
ナシでお願いします。
佐藤:
わかりました。
ベルトループはつけない。
高橋:
すごいワクワクしてきました。
 ー:
ベストを着た瞬間に
全然違う人というか、
映画に出てきそうな人に
変身していました。
高橋:
それモデルがいいからだろ
 ー:
あはははは(笑)
高橋:
あはははは、じゃないよ(笑)
 ー:
絶対言うと思って身構えてたんですよ
高橋:
なんだと(笑) でもすごく楽しみになってきましたよ。
ちゃんと考えていただいて。
ラペルも小ぶりで
いい感じに作っていただいて。
佐藤:
はい、少し細身にしています。 次回は半分完成の状態になります。
今回のスーツは
まだ仮の芯で作っているので。
また一から型紙を作って、
それから芯地を作っていきます。
高橋:
なるほど。
次の中縫いで、
再度微調整をするんですか。
佐藤:
そうですね。
ちょっと型を変えようとか、
もうちょっと絞ろうとか、
もうちょっと大きくしようとか、
そういう細かいところをきちっと決めて
本縫いの工程に移ります。
今日の仮縫いでは、
全体的に少し詰めようかなということと、
肩の位置をもう少し絞ろうかな
というぐらいですね。
大きな調整は必要なさそうです。
無地の裏地から、派手な裏地まで。
高橋:
これだけいっぱいあると迷いますね。
佐藤:
最近、イギリスから取り寄せてくれる
問屋さんが出てきて
選べるようになりました。
高橋:
シルバーなんかどうなんですか。
佐藤:
シルバーも綺麗ですよね。
ただやっぱりシルバーとかグレー系は
フォーマル色が強くなります。
高橋:
うーん。色気というよりかは
フォーマルになってくるんですね。
佐藤:
スーツの生地は、
オーソドックスで堅い雰囲気があるので
ちょっと裏地で遊んでる方が、
柔らかく見えるところがありますよね。
高橋:
確かに。
いいんじゃないでしょうか。
佐藤:
では、こちらで進めていきます。
高橋:
はい、よろしくお願いします。 今日、仮縫いされたスーツを着てみて、
シルエットはだいたいわかりました。
パンツはもう少し調整いただけると
嬉しいです。
佐藤:
そうですね。テーパードだったのを
もう少しストレートに直していきます。
高橋:
いやあ、楽しみです。
ありがとうございます。
芝田:
このスマホは高橋さんのですか?
高橋:
私のでございます。
佐藤:
仮縫いしたときに
お財布とかスマホとか車の鍵とか
忘れちゃう人がいて。
スマホを忘れちゃうと
連絡もできなくなる(笑)
高橋:
そうですよね(笑) では、また次回、
よろしくお願いします。
佐藤:
はい、よろしくお願いします。

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